ロッカ-ア-ムは #1 F exhのみ前期型に換えられていました。恐らくタペット関係修理に伴いAssyで他の車両から転用されたのだと思います。
良く勘違いされるのは鋳造刻印が有る前期を純正とし砲金材質の変更になった後期を社外品とされる事ですが強度的には後期型がハイカム対応によって材質の見直しをされた物です。
前期型は銅が多い砲金なので柔らかく長期使用ではア-ムシャフト側を削ってしまう難点が有ります。
INTAKEはオイル穴が上部に有るので元位置が間違う事の無い設計になっていますが冷却パイプのガイドプレ-トは現代ではオイル循環経路が解明されているので無くても影響は無いです。
摩耗修正はとても時間の掛かる手作業ですがフライスにて砲金TOPを水平に 1/100以下で削り沈ませてシャフト側とのクリアランスを徐々に詰めていきます。(研摩)
OH時にこれを行わないと油圧低下を修復出来ません。
最近は安易にタイワン製ロッカ-Assyに換えてしまう心無い修理者も増えていますが社外品は柔らか過ぎるのと焼き入れ硬度が足りず問題有ります。
更にブル-プリントでプッシュロッド側にオイルが回る様 循環性を高めて耐久度UPさせます。
5ミリのボ-ルエンドを使うと良いでしょう。
これでパンヘッド特有の油膜切れによるカジリ摩耗を解消させる事が出来ます。
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